取引先の倒産や不渡り

今の経済状況を考えると、いつ取引先が倒産、または不渡りを出してくるのかわかりません。景気に関しても良くなっているとはまったく思えませんし、これからも回復をするとも思えません。そんな時、取引先が倒産をしてしまった。これだけでギリギリで資金繰りをしながら経営をしている会社としては連鎖的に危ない状況になる事も考えられます。経営者としては、こういう不慮の事故についても日々、準備をしておかなくてはいけません。

かと言っても取引先の経営状態が実際はどうなっているのか?なんていう事はほぼわかりません。噂で聞いたとしてもそれだけで取引をやめるという判断も出来ませんし、大事な売上がダウンする事を考えるとこんな決断を出来る経営者もそうはいないでしょう。何か手をうつ事は出来ないでしょうか?これは弊社でもやっている事なのですが、先ほどもお伝えしたファクタリングの3社間取引を使うのです。ファクタリングは売掛債権をファクタリング業者に買い取ってもらうのが主となっているのですが、実は取引先の信用度を調べる事も出来るのです。

ファクタリング業者と言うのは、自分の会社ではなく、売掛金のある取引先を審査します。その審査結果を見ればある程度の経営状態はわかるようになっているのです。また債権をファクタリング業者が受けてくれる契約にすれば、最悪倒産をされたり不渡りを出されても自社が打撃を受ける事もありません。もちろんその分、手数料も高くなりますし、取引先への審査も厳しくなるでしょうが。

経営者はいろいろな危機的状況でも会社を守っていかなくてはなりません。その為に売上をあげていくことばかりを考えていると、上がる前の不慮の事故に遭遇してしまう事もあるのです。この時に資金的余裕があればまだ凌ぐ事もできますが、私が知っている限り、製造業や建設業、小売業の経営者でそこまで余裕を持って経営している社長を見たことがありません。特に入金サイクルが長い業界になればなるほど、キャッシュフローに苦労をされていると言うのが現状だと思います。

こうした危機管理も経営者としての仕事だと私は思いますので、少しでも怪しい取引先だな、と感じたらファクタリングで多少は減っても先に入金をしてもらうような手続きをするのも一つだと思います。