利益が出すぎてしまう場合

決算前に、今期はかなり利益が出るぞ、という事はある程度わかりますよね。もちろんそれだけ頑張ったという事で素晴らしいことだと思います。ただ利益をそのまま計上すると、もちろん法人税ががっぽりかかってきます。40%ほどの法人税がせっかくあげた利益から消えていくのです。もちろん会社経営者なら、利益が出た時の対処法(節税)は知っている事も多いと思います。ここで一番多いのが高級車を購入して損金で落としたりする事ですね。

もちろん車が必要ならば購入すれば良いと思います。ただ車購入で節税するほど勿体無い事はないと私は思っています。会社の為にまったくなっていませんからね。社用車とかは別ですが、会社経営をしていると、いつ何時の危機的状況からでも這い上がらないといけません。儲かっている時こそキャッシュを残しておきたいものです。いつ事業が悪化するかわかりませんので。でもキャッシュを残そうと思うと税金でなくなってしまう。だから無くなるぐらいなら車を買う。こんな流れでレクサスなんかは売れていくんですよね。

でもこういう時は生命保険を使った節税対策が一番理想的です。今では全損と言って、保険料全額損金で落とす事はほど出来なくなってしまいました。今では半分損金で落とすのが主流です。だから昔からの経営者の方は、半分しか節税出来ないんだから生命保険なんか加入しない、という方も大勢お見えになります。でも私の考えは違います。今までは1000万円の利益が出たら1000万円分の保険に加入をしていました。

ですから利益としては0円で法人税も最低の7万円しかかかりません。こういう時に使っているのが逓増定期保険という短期型の生命保険を利用するのですが、4年~5年ほどでピークを迎えますので、そのピーク時に解約をする事で90~95%ほどの保険金が会社に降りてくるのです。1000万円の逓増定期に加入をしたとしましょう。今までは全額損金扱いでしたので、5年間支払いをすると5000万円の保険料を納めた事になります。それの90%が会社に入ってきますので、5年後は何もしなくても4500万円のお金が入ってくるのです。

会社もかなり安定しているように思えますよね。でもこの4500万円、実は利益を保険に変えただけですので5年後に入ってきても利益なのです。という事はもちろん4500万円に税金がかかってしまうのです。これを説明しない保険マンはたくさんいますし、説明をしても先のことだから、と言って理解をしていない経営者もたくさんいます。5年後の経営状態って誰も想像出来ませんよね?ましてはこの景気です。良くなっているのか、悪くなっているのか。誰にもわかりません。

もし経営状態が悪くなっている場合。この4500万円は利益になりますので、本来ならば大赤字でも会社としては非常に助かる事になります。3000万円の赤字でも4500万円の保険の利益があるので合計で1500万円の利益で黒字経営と言う事になりますので。銀行も喜んでお金を貸してくれるでしょう。

ただ問題なのは5年後に儲かっている場合です。3000万円の利益が出ていたとしましょう。この3000万円を節税するだけでも大変な事に付け加えて4500万円の利益が乗ってくるのです。そうです、合計で7500万円の利益になるのです。これにかかる法人税は?すごい金額になってしまいますよね。

ただこういう場合、法人保険に慣れている人なら他の提案も出来ます。ココからは法人保険の専門的な話になってしまいますので、また次回にしたいと思いますが、このページでは利益が出てもしっかりと会社に残るようにした方が良いという事です。個人でいう貯金みたいな感じですね。